金融庁の発足時から、金融行政の中心的な役割を果たし、金融庁長官時代には消費者金融業者の違法行為に対して、相次いで業務停止命令を出すなど辣腕を発揮した。1990年代に、日本で起こった金融危機と、世界を巻き込んだ「リーマン・ショック」や欧州債務危機を比較したり、色々な角度から金融危機に関して、金融行政のトップ経験者としての見解を披露する。時系列の話は、大変分かり易いと評判を呼んでいる。
1949年、神奈川県出身。72年、東大法学部卒、同年旧大蔵省に入省。81年ハーバード・ロースクールLL.M.修了。(LL.M.とは、大学のロースクールのマスターコースを意味するMaster of Lawに対応するラテン語の省略形のこと。ハーバード・ロースクールLL.M.で同コース修了の意味も含む)。その後、主計局主計官、銀行局特別金融課長、同局調査課長を歴任。98年、金融監督庁・検査部長に就任。2000年 金融庁証券取引等監視委員会事務局長。04年〜07年まで金融庁長官。07年〜09年、西村あさひ法律事務所顧問。09年10月より現職。
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講師紹介
ごみ ひろふみ
五味 廣文
元金融庁長官
演題:「平成金融危機の教訓と、コロナ禍における今後の経済・金融のあり方」