宮城県気仙沼市でカキ養殖業を営む漁師で、豊饒の海を守るために始めた森への植林活動が、小中学校の教科書などに紹介され、一躍有名になった。京都大学社会連携教授の肩書も持つ。最近は、子供を養殖場に招く体験学習も手掛けている。目を輝かせて海辺の情景を語る「潮の匂い」のする講演。漁場などで得たユニークな経験をもとに、地球規模の温暖化防止策にも言及する。日本エッセイストクラブ賞のほか、宮沢賢治イーハトーブ賞など数々の賞を受賞している。2012年には国連森林フォーラムが森林保護への貢献をたたえる「フォレストヒーローズ」の一人に選ばれた。
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