炭素原子に着目した画期的な新素材「カーボン・ナノチューブ」を発明したナノ・テクノロジー(ナノは10億分の1)の世界的権威。同素材は携帯電話のリチウム電池や世界再小径カテーテルなどに利用されている。学生の理系離れに危機感を持ち、長野県内の学校などで科学の楽しさを伝える授業も展開。講演では「技術イノベーションが拓く日本の未来」をテーマに、“ものづくり日本”を支える人材育成への思いを熱く語る。長野県生まれ。1969年信州大学工学部卒業。同大学院工学研究科修士、オルレアン大学工学博士、日立製作所などを経て、90年信州大学工学部教授。2004年から炭素材料学会会長。この間にフランスCNRS客員研究員、MIT招聘研究員などを歴任。現在信州大学カーボン科学研究所所長も兼務。
テーマ別ジャンル: 地域活性化