1951年東京都生まれ。95年、『地下鉄(メトロ)に乗って』で吉川英治文学新人賞を受賞。97年、『鉄道員(ぽっぽや)』で直木賞を受賞。2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、『お腹召しませ』で06年中央公論文芸賞、07年司馬遼太郎賞を受賞。08年には『中原の虹』で吉川英治文学賞、10年には『終わらざる夏』で毎日出版文化賞を受賞するなど、数々の文学賞に輝き、日本文壇での地位をゆるぎないものとした、ここ10年で最も人気のあるベストセラー作家。最新刊は、『一路上・下』(中央公論新社)は人情と主人公の成長をテンポよく描いた「愉快、痛快、爽快時代物」として話題を呼んでいる。