東京工業大学で学び、2005年より藤村龍至建築設計事務所を主宰。独自のデザイン手法である超線形設計プロセス論を用いた作品「BUILDING K」で注目を集めた。フリーペーパーやウェブマガジンの企画制作、twitterなどのメディアを通じた情報発信や青森県立美術館「超群島 -ライト・オブ・サイレンス」展などのキュレーションも精力的に行う。東日本大震災後は批評誌の『思想地図β』において、福島県双葉町の住民の集団移転を想定したリトルフクシマの都市計画のほか、国土インフラの脆弱性を改善すべくリスクヘッジを考慮した第二の国土軸、また、ステーションシティを核とした都市の再編成を行う「列島改造論2.0」を発表した。思想家の東浩紀が提唱する「福島第一原発観光地化計画」にも関わり、国土スケールから新しい日本の姿をデザインしようとする若手建築家。
テーマ別ジャンル: 地域活性化