開業以来一度も黒字を出したことのない、存続を危ぶまれていたローカル線鉄道会社に、航空会社幹部職を投げうって民間公募社長として飛び込んだ異色経営者が語る「経営再建秘話」。いすみ鉄道社長として、レストラン・キハで楽しむグルメ列車、ムーミン列車の運行、物販の拡充、700万円訓練費用自己負担運転士募集など数々の斬新なアイデアと営業努力で収支を改善し、いすみ鉄道の廃線の危機を乗り越えた。子供のころから乗り物好き。新幹線の運転士になるのが夢だったが、国鉄赤字による採用中止で断念。大学在学中から航空機の操縦訓練を受け資格取得。ところが航空不況で操縦士としての採用もなく、学習塾講師を務める。27歳の時大韓航空入社。成田空港勤務。30歳でブリティッシュエアウエイズ(英国航空)入社。20年以上にわたり一貫して成田空港で旅客、運航部門に勤務。旅客運航部長を務めた。在職中、32歳で鉄道のDVDを制作する有限会社パシナコーポレーションを設立。現在まで21年間、電車の運転席から前方の風景を撮影した前面展望ビデオを制作出版。DVDの本数は通算600タイトルを超え、日本で一番数多くの鉄道ビデオを販売している。
テーマ別ジャンル: 地域活性化