東日本大震災からの経済復興を進める上で、1995年に起きた阪神大震災の復興過程を照らし合わせながら、今後の指針などを解説する。震災発生時は、日本銀行神戸支店長として各所で奮闘。地域経済復興のため、本店に日銀特別貸し出しを求めたり、大胆な規制改革を主張した。その後、毎年現地を訪れて現地の状況を視察。現地の個人生活再建や、中小企業の経営が震災前の水準にいまだ戻っていない実例を示し、災害復興には何が重要かを経験談をもとに訴える。45年東京都生まれ。早稲田大学卒業後、日本銀行に入行。94年に神戸支店長。96年システム情報局長。日銀退職後は日本証券代行㈱の取締役社長などを歴任し、2011年より現職。
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